自爆霊穂“無実ちゃんと十一人の未来罪人

長編ちっくなweb小説の形をした何か。完結済。

【4/27 23:04:44 絵重太陽 残刻 XX:XX:XX】

奇を衒わないありふれた至って当たり前な、言うまでもない必然でしかないので、もはや文字に直すのも憚られてしまうのだが。 通常、将棋であったりチェスであったり、ゲームをに興ずる場合においては、自己と他者が存在せねばならない。 対戦ルールに則って…

【4/27 22:50:00 絵重太陽 残刻 --:--:--】

兎に角、それは突然の出来事だった。 晩飯を少女らと共に済ませ、退布高校付属中学校へ戻った後、わいわいと楽しんでいた。そこまでは良かった。 内一人である剣道少女が「肝試しをしよう」と提案をし、太陽を含む四人で夜の校舎を散策していた際、音楽室の…

【4/27 17:50:00 絵重太陽 残刻 --:--:--】

仕留め損ねた。何度目になるか分からないが、太陽は前髪をぐしゃぐしゃと撫でながら己の詰めの甘さに舌打ちをする。 ボムみに憑かれた後、一日様子をみて出来る限りのことはしたし、やれるだけのことはやったつもりであったのに。まさかあの場面で初戦の勝利…